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KTG05原稿募集

廃病院パーティーとか色々あって、更新や告知・活動もすっかりご無沙汰で。

11月4日の第17回文学フリマ合わせの新刊『Ku;turtrieb-G Vol.5』の寄稿募集のお知らせ。

(最終更新:09/13)

ktg05.png









『Kulturtrieb-G』Vol.5 原稿募集
・特集: メディカル&スペクタクル―性と技術のクラッシュ!(仮)―
・発刊: 学習院大学表象文研究会
・11月4日、第17回文学フリマ(東京流通センター)合わせ。
・募集: 論考、エッセー、コラム、作品レビュー、イラスト等。
※論考・エッセー等は特集テーマに絡まなくてもOKです
・文字数: 論考(6000~1万5千字程度)、エッセー・コラム(2000字程度~)、作家や作品を取り上げての長目のレビュー・コラム等(1200~2400字程度)。作品レヴュー集(特集テーマに絡んだものであれば、作品ジャンルは問わず。文字数は330字程度で、1ページ辺り3件。取り上げる作品数の上限数は2桁で収まればと、わりとアバウト)。
・総ページ数は120頁程度を予定。


特集テーマ概要
・医療/医学と身体表象。近代医療の図像におけるジェンダー表象。
・公開される/切り開かれる/見世物にされる身体。
・医療技術によって拡張される身体――義肢、手術による金属の埋め込み。
・医療技術に潜むホラー的な側面――ホラー、スペクタクル、セクシュアリティ。
・技術によって破壊される身体と修復される身体。
・メディカル・フェティッシュ、ギプスや包帯を使ったボンデージ等々。

◆現在検討されているor打診中&取り上げてほしいテーマ(テーマ案は基本的に自由)
・近代医学、特に外科手術の図像における性と暴力。
・衛生博覧会&秘宝館等に展示される啓蒙用の蝋人形。
・人体の不思議展やエンバーミング。
・恐怖マンガとしての『ブラックジャック』(ヒューマンドラマとして語られる『ブラックジャック』は連載&単行本発刊当初は恐怖物として紹介されていたことについてなど)。
・医療器具を用いたアート(人形、イラスト、ポートレート等)→三浦悦子(人形作家)、トレヴァー・ブラウン(イラストレーター)、ロマン・スロコムブ(BD作家、小説家、写真家、メディカル・フェティッシュの先駆者)。
・片山真里(自身の義足を主題にするアーテイスト)。
・ムター博物館(米国にあるフリークス中心の博物館)

◆現在決まってる内容

・寄稿数件(特集テーマ以外)
・特集についての巻頭稿(鈴木)
・廃病院パーテイーリポート(展示系中心・鈴木)
・三原三ツカヅ『死化粧師』関連(『おくりびと』や『エンバーミング』にも触れるかもとのこと)。
・猟奇絵画解放治療室+対談:鈴木真吾(C-ROCK WORK)&崇山祟(猟奇絵画解放治療室)
・公衆衛生博覧会関連(伊豆の「あやしい秘密基地・まぼろし博覧会」の取材めいたフィールドワークとかリポート)



◆書式等
・wordか一太郎のファイルを鈴木宛( doxa666@gmail.com )に提出→In Designで縦組み(A5、2段)。
・使用図版は文章ファイルと一緒に送付。
・脚注の表記や有無は執筆者にお任せしますが、縦組み用なのでできる限り漢数字を使用してください。
・イラストは(出来れば縦長)。モノクロ・カラー問わず。収録の際はモノクロになりますが、予算次第ではカラーもいけるかも。
・表紙は廃病院パーティーでの写真を使用(画像の写真は仮)。
・表紙レイアウトは某雑誌風で、フォント周りはこれから調整予定。


◆締め切り・その他
・添削・推敲の関係で9月中旬頃までが望ましいですが、10月上旬がデッドラインで。添削・推敲の後、組みファイル草稿を送るので執筆者による校正をお願いします。
・同人誌のため原稿料が出せないため、完成版を1冊献本。
・主な委託先→中野タコシェ、Comic Zin、千駄木カフェギャラリー幻、双子のライオン堂書店、Amazon。納本:国会図書館(データベースに著者名登録されます)。
・表紙は6/29の廃病院パーティー(ライブ&展示中心の観客参加型イベント at 初台玉井病院)で撮影したものを使用予定。表紙デザインは『TH』のパロディ(デザインは1頁目の画像で、フォント関連は今後調整)。

◆主な参考文献
アン・H・ジョーンズ 編, 1997, 『看護婦はどう見られてきたか――歴史、芸術、文学におけるイメージ』, 時空出版
石塚久郎・鈴木晃仁 編, 『身体医文化論――感覚と欲望』, 慶應義塾大学出版会
加賀野井秀一, 2011, 『猟奇博物館へようこそ――西洋近代知の暗部をめぐる旅』, 白水社
亀津奈穂子 編, 2005, 『バロック・アナトミア』, 河出書房新社
『死体の本 別冊宝島228号』, 2004, 宝島社
トレヴァー・ブラウン, 2001, 『メディカル・ファン』, エディシオン・トレヴィル
布施英利, 1993, 『図説・死体論』, 法蔵館
メアリ・ローチ, 2005, 『死体はみんな生きている』, NTT出版
ルドミラ・ジョーダノヴァ, 2001, 『セクシュアル・ヴイジョン――近代医学におけるジェンダー図像学』
『夜想』, 1992, 29号, 特集: ディシプリン, ペヨトル工房
『TH』, 2010, 42号, 特集: ドール・ホリック――機械仕掛けの花嫁を探して, 書苑新社
『TH』, 2011, 45号, 特集: メランコリックな身体, 書苑新社
『TH』, 2013, 54号, 特集: 病院という異空間, 書苑新社

参加表明は鈴木真吾 mail: doxa666@gmail.com twitter: @junk666 まで。

募集要項word版
 
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新刊委託関連

長々と書いてた記事が消し飛びました(´・ω・`)。


とりあえず、先日無事に終わった文学フリマ以降、年内の即売会イベント出展はないかもなので、委託情報の更新をば。委託先によって取り扱いアイテム、一部の価格が異なります。差し引かれる手数料の大小や、委託店舗の色や客層に合わせての調整なので、予めご了承下さい。

Comic Zin(新宿・秋葉原・通販)
『Kulturtrieb-G』、Vol.4、Vol.3、Vol.2、Vol.1Neubau。
『サブカルナヴァル』

『サブカルナヴァル』文フリwiki(内容詳細)



中野タコシェ
・『Kulturtrieb-G』→Vol.4、Vol.3、Vol.2、Vol.1 Neubau。
『選集・ある濫筆狂の記録から』
『アリス症候群(上)』

※文フリ新刊は11月末までに納品予定。

新宿模索舎
・『Kulturtrieb-G』→Vol.3、Vol.2。

◇Amazon(密林社委託)
・『Kulturtrieb-G』→Vol.4Vol.2
『選集・ある濫筆狂の記録から』




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第15回文学フリマ



とりあえず、ギリギリの進行でどうにか入稿も終わりました。

特集は「旧ゼロ年代」。色々とぶっとばし気味で、委託も色々。

A5、148頁、オフセット、1400円(店頭委託)。イベント価格は1200円です。

オ-26 学習院大学表象文化研究会。

新刊詳細は、当日までに余裕があればこちらでも更新を、と考えてますが、ひとまずは文学フリマwikiに書いてあるのでそちらを参照で。

http://www.bunfreeinfo.com/KTG04

・別働隊C-Rock Workでも個人的な新刊有り。

宣伝している余裕がなさげなので、そちらもwikiを参照で。

選集・ある濫筆狂の記録から』 





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『TH』49号

 鈴木真吾も時折寄稿させて頂いている『TH』(アトリエサード)の最新49号に掲載されている、大野英士さんの論考「遅れてきた魔女たち~毒薬事件」の結びにて、『KTG03』をご紹介頂きました。『TH』48号に掲載の大野さんの論考、「男に食べられる少女/拒絶する少女~乳房への欲望と拒食の戦略」でも『KTG02』、『KTG03』と表紙/裏表紙を担当して頂いた、横田沙夜さんの作品について触れられているので併せて御覧ください。


lyck.png

  『KTG02』を出した、昨年6月の文学フリマでは、図書検索サイト「カーリル」さんの大学サークル取材の対象に加えて頂き(ポートはこちら)、今回は『TH』の収録稿でご紹介を頂いたりと、歓喜に悶えつつ、5月の文学フリマに向けて、『KTG01Neuebau』(Vol.1の全面的リメイク版)を製作中です。フォント、レイアウト全面改定、収録内容も一部変更してシェイプアップしつつ、追加稿も幾つか追加等、『KTG03』での手応えを踏まえて、「本」としての価値をさらに高められるよう、色々試行錯誤中です。

 『KTG01Neuebau』の表紙も、横田そなの作品を使わせて頂くので、レイアウトとか装丁が整い次第、表紙は早めに公開できればと画策中。続報は随時、blogやtwitter (@junk666)の方で発信していきます。

 


 
 

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第13回文学フリマ終了&新刊

またしても前回同様、文学フリマ後の告知(しかも、ギリギリまで作業が続いてたのでblogの方では新刊情報を書き忘れていた……という大失態)ですが、新刊『Kulturtrieb-G Vol.3』、完成しました。文学フリマでもご好評頂けてうれしい限りであります。

ktg03.jpg 新刊『Kulturtrieb-G Vol.3』
  特集1: メンズリブ×マゾヒズム
 特集2: 『魔法少女まどか☆マギカ』
 委託価格:1400円、A5、170頁(初版のみカラー口絵2頁)
 裏表紙の絵をあしらったポストカード付き(なくなり次第終了)
 表紙/裏表紙: 横田沙夜
 ※委託先は現在打診中


◇新刊 『Kulturtrieb-G』 Vol.3 (『KTG03』)
 
○特集1:メンズリブ×マゾヒズム――父権制倒錯からの解放あるいは緩やかな下降願望との戯れ
 
・鈴木真吾(@junk666) 「メンズリブとしてのマゾヒズム」
 
「メンズリブとしてのマゾヒズム」を主軸に、マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』、沼正三『家畜人ヤプー』、そして天野哲夫のマゾヒズム論や、森園みるくのマンガ『Beehive』、中世の女性上位表象……さらには男性研究に主軸をおいたジェンダー論や日本のメンズリブを、博覧強記に横断!
 
プレイやキャラクター付けのための「マゾヒズム」ではなく、強がりや意固地の「鎧」を外すための戦略としてマゾヒズムを切り口に父権制倒錯からの解放を示唆する、多彩なテクストを駆使した観念的マゾヒズム論。
 
・水嶋かおりん(@kaorinmizushima) 「鎧を剥いで」
日暮里ビザールクリニックに勤務する傍ら、『私は風俗嬢講師』(ぶんか社、2008)の著書を発表し、性戯の味方として各種イベントで活躍する水嶋かおりんによる、現場から見た肉体的マゾヒズム論。
 
性感、精神の両面から男の「鎧」を剥ぎ、よりよい男女関係を結ぶためのノウハウをレクチャー。
殿方のみならず、御婦人もぜひご一読あれ。
 
 
 
・松永英明(@kotono8) 「少子高齢化時代の選択的夫婦別姓議論と見えないジェンダー意識」
選択的夫婦別姓が可能な状況下、男は、女は、どちらの姓を選ぶのか。
 
「家」制度や「姓名」の起源を辿りながら、押し付けられる「姓」のあり方と、少子高齢化問題をめぐる幻想と、直面しつつある現実問題やその改善への提言。
 
○寄稿
 
・よこたたかお(@yokotatakao) 「自然科学と視覚芸術〈親和劇場〉におけるストリンドベリ」
nude、小金井バラックのを率いる演出家・劇場作家よこたたかおによる劇場論。
今回は『令嬢ジュリー』などの代表作で知られるストリンドベリの劇場に関する提言をてがかりに、どのような改革運動が行われてきたかを論じていく。
 
・ワラシナカヲリ(@kaori9608) 「『けいおん!』に学ぶべきこと――LM業界の今後について」
アニメ化いらい、留まるところを知らない『けいおん!』ブームの背後に隠れた楽器産業。
ブームの影響で好景気だと思われやすいその内幕や、ライセンスビジネスの抱える問題を暴く。
 
・伊織(@iori8250) 「三人展『Enigmarelle―亡骸への焦燥―』」
初台ザロフで行われた、剥製/骨格標本・ガスマスク・球体間接人形の合同展示「Enigmarelle」のリポート。
 
参加作家(ヒキムスビ、三上鳩広、萌)から提供頂いた写真を組み合わせたフォトエッセー風の、一味変わった雰囲気。
 
・Parsely(@parselymood) 「横田沙夜個展『兎頭のささやき』」
『奇刊クリルタイ』のParselyさんによる、『KTG02』の表紙・裏表紙、挿絵、そして今号でも表紙・挿絵・裏表紙を担当して頂いた、水彩画家 横田沙夜(qyokotasayo)の初個展リポート。
 
作品に描かれたモチーフの背景や、個展いらい横田作品のトレードマークにもなっている「兎頭の少女」の変遷を辿る、リポート+作家論。書き下ろしのモノクロ挿画も収録。
 
※β版サンプル(全文)公開中: http://t.co/FsJLcNry
横田沙夜: http://sayo.chu.jp/

 
相沢ナナコ(@nakotic) 「再び空を飛ぶために: 対象性文化人類学的『魔女の宅急便』雑感」
中沢新一の魔法に関する議論をてがかりに、魔女の宅急便に描かれた「魔法」と「少女」に関するエッセー。
『魔法少女まどか☆マギカ』特集への導入部として、「魔法って何だろう」と考えながらお読みください。

 
特集2:『魔法少女まどか☆マギカ』
2011年の前半に圧倒と的な話題をさらった『魔法少女まどか☆マギカ』に、多角的に迫る。
ゼロ年代的な批評、アニメ論とは程遠いひねくれ者たちによるキッカイな論集。
 
・よこたたかお「学園ドラマ論――試論」
アニメやマンガの定番な舞台として愛される「学園」という舞台で繰り広げられるドラマの試論。
「学園」の形成史を辿りながら、舞台としての「学園」を論ずる。
 
(編集より)
 本論は主として、ドラムdrameが演じられる舞台としての「学園」という空間に関するものであるため、『魔法少女まどか☆マギカ』に直接関連したものではない。とはいえ、「学園」という舞台は多くのマンガ・アニメに登場し、『まどか☆マギカ』においては、さやかの絶望をめぐるドラムが始まる起点として、重要な位置にある。
 まどかのドラムは主に家庭やほむらとの関係、マミは魔女との戦い、杏子は失われた家庭や、屋外におけるさやかとの関係に重点が置かれているが、さやかのドラムは、恭介との関係よりも「学園」に強い関わりを持っている。
 そういった点を意識しつつ、いわゆる「学園モノ」の観点から『まどか☆マギカ』を観照するための参照項として本論を読まれたい。また、本論における議論は、巻末の対談における著者の発言と関連する部分があるので、本論と対談を相互参照のこと。
 
・柏﨑和可子(@glasses0glasses)  「武器から見る魔法少女の変遷と『魔法少女まどか☆マギカ』」
 少女時代に見た魔法少女アニメにまつわる思い出を軸に、「武器」を持った魔法少女の歴史をたどる。魔法少女らしい武器を、現代兵器に持ち替えた魔法少女の向かう先と、その可能性とは……。

・鈴木真吾「男の削除、女性の男性性、そして少女を語る欲望――ジェンダー眼鏡から観照する『まどか☆マギカ』」
男が削除/周縁化された構図が特徴的な『まどか☆マギカ』を、ジェンダーを軸に読み解く。
 
 家庭内の性役割が逆転し鹿目家や、戦う少女という表象を、ハルバーシュタムの「女性の男性性」の議論や、それを『セーラームーン』や『りりかSOS』に援用して新しい男性性の可能性を論ずる熊田雄一、そして『戦闘美少女の精神分析』で知られる斉藤環の「戦闘美少女」や「ファリック・ガール」を参照し、「戦い」、「変身」、そして「少女」という表象と、「少女」を語る欲望に切り込んでいく……なぜ男たちは、男の削除された世界の「少女」を語りたがるのか。
 
・西貝怜(@possible_world) 「『魔法少女まどか☆マギカ』の希望について――タイムトラベルと時間的展望からの試論」
 タイムムトラベルを扱った多彩な文芸作品(小説、マンガ、アニメ、ゲーム)と『まどか☆マギカ』を比較し、過去(あるいは未来)に行き、何かを変えること/何かを知ることから生じる希望や、感情についての試論。論中では『クロノトリガー』や『クロノクス』といった懐かしい作品も登場するが、よくよく考えてみると『まどか☆マギカ』に近い構造を持っていたりもするなと気づかされる。
 
・渡辺健一郎「キュウべえ対ベルクソン」
 色物的なタイトルとは裏腹に、知覚や感情について、ベルクソンの『創造的進化』における議論や、インキュベーターの生態について、劇中で長々とした講釈をたれるキュウべえの見せる、「最終回での矛盾」を丹念に検証。
 
キュウべえ…「ぼくらは感情をもたない」とか言っておきながら、お前ってやつは……。
 
・座談会――「多角的に〈語る〉『魔法少女まどか☆まぎか』」
 鈴木、西貝、よこた、渡辺に倉田大輝を加えた、学習院大学表象文化研究会の前身である自主ゼミのメンバーによる座談会。「ゼロ年代」やアニメ批評、九0年代末の美少女ゲーム、排除される男性表象、ニコニコ動画の後押ししたまどマギ人気、「マミる/られ」その他諸々、かなりひねくれた視点から多角的に語り倒し、『まどか☆マギカ』のどのような要素が人を惹きつけるのかを考察。
 


 

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