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取材&通販

文学フリマにて、大学名を冠したサークルで出展するブースを取材していたカーリルさんのblogに、学習院大が表象文化研究会も掲載されました。

自主ゼミや勉強会以外はゲリラ的な活動が多く、キチッとしたサークルでもない梁山泊的団体、言い換えれば影で暗躍する類の団体なので、部活やサークルの中に並べて頂いて恐縮です。

それと、密林社さん経由でamazonの通販を申込み中です(今月中には体制整うかと)。店舗委託も申込み中なので、決まり次第告知します。

売れ行き次第ではVol.2だけでなく、在庫が40部を切り始めて来たVol.1(初めての同人誌で色々と至らないところが多く、ver.2.0として大幅な修正を検討中)の増刷できるかも。

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第12回文学フリマお疲れ様でした

 編集作業だなae5eabc2.JPGんだと忙しすぎて、此方のblogの方でぜんぜん告知できませんでしたが、無事に『Kulturtrieb-G』Vol.2完成してます。文学フリマ当日はお陰様で、好評です。そして、今更ながらに内容紹介。

なんかタイムリーなことに、今日の昼に『メリーポピンズ』がBSで放送されていたとか。まぁ、それはそうと、今回は「アニメーションというスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなメディア」を特集に掲げ、過去の作品や、アニメーションだからできること、みたいな部分に焦点を当てた、少しハードコアなアニメ評論を行っております。ゼロ年代的なアニメ批評にノれない諸兄に捧ぐ。






○特集考

・鈴木真吾「アニメーションの批評について――ビジネス、サウンド、『メリーポピンズ』」
アニメーションに限らず、映像作品の批評で見落とされやすいビジネスあるいは産業的側面と、「音」に関する着目を促しながら、初期ディズニー作品の系譜を少したどり、なぜ『メリーポピンズ』が重要なのかをざっと概説+特集論考の解説と、今後のアニメーション批評をやるうえで、出来る限り読んでおくと良いなという文献一覧など。

人形アニメーションにおける、物質性と震えを落とした分、かなり密度が濃くなってます。

・足立加勇「亡霊は蘇る」
憲法第九条の全文をテレビで放映したことでも名高い、『サイボーグ009』の初アニメシリーズ(1968)の「太平洋の亡霊」を扱った論考。一般的には、明確な反戦エピソードと考えらやすい同話の上映会で、学生たちは反戦ではなく父子の愛を感じ取った! そして、幾つかの資料を照らし合わせると、流産で息子を失った監督
の苦悩が表象される!

・砂澤雄一「『未来少年コナン』と『残された人々』」
NHK初のセルアニメーション番組『未来少年コナン』は、宮崎駿の初監督作品として知られている。『コナン』とその原作である、アレクザンダー・ケイの児童SF『残された人々』を比較し、原作に対する宮崎の証言を辿りながら演出・表現・翻案における宮崎スタイルの原点と、マンガ版『ナウシカ』の完結以降に生じた宮崎の苦悩をあぶり出す。

・よこたたかお『「放浪息子」から見るパフォーマンス――異性装から見る演劇批評の新しい可能性について』
『放浪息子』のアニメ版を切り口に、異性装とパフォーマンスに関する議論を展開しながら、マンガ版第6巻に登場する「倒錯劇」について、自身で劇作や演出を行い現場での演劇実践を行う執筆者による、ひと味違った『放浪息子』論。

同論で指摘された点を手掛かりに、改めてアニメ版における「異性装」の表象を捉え直すことを勧めたい。また、執筆者自身はジェンダー論を学んでいるわけではないが、文中における議論はバトラーのパフォーマティヴィティに近い部分に肉薄しているので、それらに興味のる方にもぜひオススメしたい。

・加藤けんた「これからの『正義』の味方の話をしよう――傷つくという目の前の現実と向き合うために」
3・11の大震災以降、作品が内包する意味が大きく変貌してしまったアニメは数多い。ある人は『ポニョ』、またある人は『東京マグニチュード8.0』をあげるかもしれないが、同論で扱われるのは、阪神大震災の記憶と向き合うために制作された、教育的な要素の強い長編アニメーションとして制作された『地球の動いた日』、そして9・11テロの影響で、それまで無邪気に信じてきた「正義」や「ヒーロー」という前提に懐疑の念が指し込まれた時代に制作された『出撃! マシンロボレスキュー』である。

同論では、バトラーの「メランコリー」に関する議論を下地に、災害や報道に対して我々はどのような痛みを受け止め、どのように辛い記憶と向き合えるかについて、3・11以降の報道に対する批判が展開される。

この他、『ana7ecf9abf.JPGn』の2011年3月30日号に掲載された「院生男子」が狙い目という、色々とアレな企画の中で、都合良く描かれた院生男子姿にぶち切れた現役院生男子たちによる、「実録院生男子企画」(現役院生男子による、院生生活のエッセー、ネットアンケート、元ライターによる院生男子の印象調査リポート、元理系・現文系の院生男子による、院生マンガ『京大M1物語』論など)も第2特集として収録!







そして、Vol.1で骨格標本エセーを寄稿頂いたヒキムスビと、表紙・裏表紙そして今回のエセーに挿絵を書き下ろして頂いた横田沙夜のコラボレーション、剥製エセー「リボンをほどかれたネクロノミコン」を収録。今回は色々と濃いです。密度が濃いです。絵も豪華です。


そして267d0366.JPGそして11月の文学フリマに合わせて動き出してるVol.3は「メンズリブ×マゾヒズム――父権制倒錯からの解放、あるいは緩やかな下降願望との戯れ(仮)」。戦略、あるいは観念としての「男性のマゾヒズム」について、色々と掻き集めます。「ドS」だとか「ドM」だとか、したり顔で発話する連中に灰皿を投げつけ、「キミはサドを、マゾッホを、そして近松秋江や谷崎や沼正三や遠藤周作や天野哲夫や倉橋由美子を読んだのか!? フロイトを、ヘレーネ・ドイチュをテオドール・ライクを、ドゥルーズを、西成彦を、ジョン・ノイズを読んだのか!」と問いつめたくなるような衝動に駆られる諸兄・諸姉は、ぜひとも御期待下さい。

第11回の模様は此方。一個前のエントリでも書いたのですが、旧blogにログインできなくなったので、新しいblogを作ったら、今度はそっちにログインできなくなり、何故か旧の方にログインさせられるので、当面は此方を使っていきます。





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Blogが・・・

このblogは『KTG編集blog』として最初に作ったものですが、途中でログインできなくなり、別個に新しくblogを作りました。 http://ktg2010.ria10.com/ ←此方。

そしたら今度は、新しく作って暫く使っていた方にログインできなくなり、パスワードを再発行したら、旧blogにしか入れなくなるという始末。お手数をおかけしますが、当面はこちらをメインにしていきます。

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『KTG02』製作快調!

6月12日の文学フリマに向け、大絶賛に追い込んでおります。

とりあえず、『KTG02』詳細…今現在の制作状況でグラスノスチできる範囲。

『Kulturtrieb-G02 特集:アニメーションという、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなメディア』
●表紙(どんな感じかはComing soon!):横田沙夜

特集:アニメーションという(以下略)
・よこたたかお「『放浪息子』からみるパフォーマンス――異性装からみる演劇批評の新しい方向性について――」
・砂澤雄一「『未来少年コナン』と『残された人々』」
・鈴木真吾「人形アニメーションの震える身体」
・寄稿エセー:ヒキムスビ(ミヤ)「「リボンをほどかれたネクロノミコン 俗・乙女の骸」(挿絵:横田沙夜)
・その他色々

●不埒なボクらの自惚れ系冗長企画「院生男子って実のトコどうなのよ!?」
・『anan』に特集された「院生男子」に踊らされた院生男子たちが真の「院生男子像」を世に問うべき、冗長企画!
・現役院生男子の知的生活を暴くアンケート。 ・現役院生男子たちによる生の証言。 ・
・現役院生男子を知る人たちの冗長対談。
・その他色々。

●ブックサロン・オメガ追悼企画 ・詳細は後ほど

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『KTG02』絶賛制作中!

6月12日の文学フリマに向け、大絶賛に追い込んでおります。とりあえず、『KTG02』詳細…今現在の制作状況でグラスノスチできる範囲。


『Kulturtrieb-G02 特集:アニメーションという、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスなメディア』

●表紙(どんな感じかはComing soon!):横田沙夜
●特集:アニメーションという(以下略)
・よこたたかお「『放浪息子』からみるパフォーマンス――異性装からみる演劇批評の新しい方向性について――」
・砂澤雄一「『未来少年コナン』と『残された人々』」
・鈴木真吾「人形アニメーションの震える身体」
・寄稿エセー:ヒキムスビ(ミヤ)「「リボンをほどかれたネクロノミコン 俗・乙女の骸」(挿絵:横田沙夜)
・その他色々

●不埒なボクらの自惚れ系冗長企画「院生男子って実のトコどうなのよ!?」
・『anan』に特集された「院生男子」に踊らされた院生男子たちが真の「院生男子像」を世に問うべき、冗長企画!

efb209fd.jpg・現役院生男子の知的生活を暴くアンケート。
・現役院生男子たちによる生の証言。
・現役院生男子を知る人たちの冗長対談。
・その他色々。

※画像は制作中のものです。








●ブックサロン・オメガ追悼企画
・詳細は後ほど

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